ASEANにおけるコンパクトモビリティモデル研究拠点
事業内容
本事業は、独立行政法人日本学術振興会「研究拠点形成事業(B. アジア・アフリカ学術基盤形成型)」の支援を受け、平成28年度から3か年事業として実施しています。
1.研究交流目標
本事業では、名古屋大学の全学協定校であるチュラロンコン大学(タイ)、ハノイ工科大学(ベトナム)、ラオス国立大学(ラオス)と連携し、発展著しい東南アジアに適した、安心かつ快適に移動できる、新たなコンパクトモビリティモデルの研究拠点と学術基盤の形成を目的とする。
タイやベトナム、ラオスが位置する東南アジア諸国(ASEAN)では、経済発展に伴う自動車の普及が著しいが、バイクは多くの人々のコンパクトモビリティモデルとして、依然として重要性は高い。しかしながら、交通量の増加と交通ルール等が厳守されないことに起因する無理な運転やASEANの気候、路面状況等に起因するバイクの交通事故が増加し、解決すべき課題となっている。それらのことから、家族が一緒に、安全かつ快適に移動できるASEANに適した新たなコンパクトモビリティモデルが必要となっている。昨今のモビリティの成立要件として「安全」、「安価」、「快適」、「環境」がキーワードであり、新たなモデル開発には多くの研究者の参画が必要である。
本事業では、4大学が独自に有するモビリティ関連技術を融合し、ASEANで活用できるコンパクトモビリティモデルの開発を目指す。名古屋大学が中心拠点となり、①連携研究体制の構築、②モビリティ研究の次世代を担う若手研究者の実践的育成、③モビリティ学の確立と革新的な研究課題の提案を目指し、セミナーや共同研究による研究者交流を軸とする3 年間の研究交流を実施する。
2.研究交流課題名
ASEANにおけるコンパクトモビリティモデル研究拠点
Research Hub for Compact Mobility Model in the ASEAN Region
3.拠点機関
名古屋大学
コーディネーター: 市野 良一(未来社会創造機構 モビリティ領域長)
チュラロンコン大学(タイ)
コーディネーター:Angkee SRIPAKAGORN
Director, Associate Professor,
Smart Mobility Research Center, Department of Mechanical Engineering,
Faculty of Engineering
ハノイ工科大学(ベトナム)
コーディネーター: LE Anh Tuan
Dean, Associate Professor, School of Transportation Engineering
ラオス国立大学(ラオス)
コーディネーター: Somchanh BOUNPHANMY
Vice President, Associate Professor, Faculty of Natural Sciences