領域概要

期待される成果

1.グリーンモビリティ創出のための「ハイリスク基礎研究」への取り組み

グリーンイノベーションを実現するためには、ハイリスクな研究への取り組みが不可欠です。産業界はもとより、本ミッションは名古屋大学が先導し、国際競争力の確保が実現します。

2.グリーンモビリティ創出のための「産学連携研究」の強化

社会・国民への成果還元を進める観点から、基礎研究で生み出された科学的発見や技術的発明が、単に論文にとどまることなく社会的・経済的価値創造に結びついていくことが不可欠です。
このため、モビリティ領域では、グリーンモビリティ分野での革新的技術を生み出すことに挑戦する研究開発を進めます。
また、当該分野を担う科学者および技術者の産学協働による育成が図れます。(科学的イノベーションの実践)。

3.グリーンモビリティ創出のための「先端的融合領域研究拠点」の形成

イノベーションは新たな融合研究領域から創出されることが多いです。
特に、自動車分野では、基礎から実用化フェーズまで一貫した融合領域研究開発が重要です。
現在、名古屋大学に分散しているグリーンモビリティ関連研究者を本領域に結集させ、研究者相互間のシナジー効果を誘発することにより、世界を先導する先端的なグリーンモビリティ融合研究の拠点形成が図れます。

4.「個性・特色」を活かした拠点形成と「グローバル化」

自動車産業は、東海地域の主産業です。
名古屋大学は、本地域の中枢大学として、技術課題の解決や新技術創出の創出、産業協働による人材育成、地域大学との連携、世界の大学との連携を行い、本地域活力の好循環を促すことが出来ます。

5.グリーンモビリティに係わる「人材育成」

現場主義の日本のものづくりは、その英知は現場に偏在しがちです。そうした英知を世界に通用する説得力ある理論に昇華し、社会人を対象にグリーンモビリティに関する技術と日本のものづくりマネジネントの英知を伝導する人材が育成されます。また、産業界に散見される細分化された技術領域内における教育のみでは、今後のものづくり技術の進化が期待できないという領域もすでにあります。
このため、本センターが、学の強みを活かし、産業界では推進し難い教育を実践することにより、当該領域における研究者・技術者の育成を図ることができます。

6.我が国が先導する「国際標準化戦略」

グリーンモビリティ関連技術は、燃料電池/電気自動車、予防安全、環境/エネルギー、ITS等、国際標準化基準が、実質的な競争力に直結します。
本研究センターでは、基礎レベルから産学連携研究を進めることにより、国際標準化戦略の迅速な構築と設定へ向けた国際機関への早期働きかけを実現することができます。