イベント

【終了】自動運転車の事故の法的責任に関するシンポジウム ~交通事故の法的責任の調査・捜査はどう変わるか~

日時
2022年12月20日(火)10:00~12:00
場所
オンライン開催(Zoom ウェビナー)

名古屋大学は、地域の存廃にもつながるモビリティ(移動)に関する課題を解決することを目指し、マイカーを使わなくても快適に移動できる地域モビリティシステムの実装と、これを通した持続的な地域創生の推進のための研究開発に取り組む産学官民連携体制として、「地域を次世代につなぐマイモビリティ共創拠点」を設立しました。

移動課題解決の手段のひとつとして、自動運転移動が挙げられます。これまでにない技術が社会に受け入れられるためには、技術の発展や仕組みの構築はもちろんのこと、関連する法制度の整備が不可欠です。そのため、自動運転に関わる様々な分野の方々と意見交換をするとともに、検討した結果をもとにした各種提案を行っています。本拠点ではその活動の一環として、自動運転車による交通事故が発生した際の法的責任に関するシンポジウムを開催します。

■本シンポジウムのポイント■
*交通事故の調査・捜査の際に活用される各種データ関連の車載機器について、その役割や関連する法整備の状況についてご紹介します。
*BOSCH株式会社より交通事故データ解析の第一人者である講師をお迎えし、データを活用した客観的な交通事故調査をご紹介いただきます。
*公益財団法人交通事故総合分析センター(ITARDA)より講師をお迎えし、自動運転車(LV.2)の公道実証実験における実際の事故事例を取り上げ、調査・分析上の知見や今後の課題についてお話しいただきます。
*最後に、自動運転車の事故事例分析を通じた今後の刑事実務的課題についてお話します。

地域を次世代につなぐマイモビリティ共創拠点
名古屋大学が国立研究開発法人科学技術振興機構「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」の採択を受け、産官学民の共創の場として設立したものです。『みんなの「行きたい」「会いたい」「参加したい」をかなえる超移動社会』の実現に向けて、工学、法学、心理学、芸術学等の学際領域でモビリティ研究を推進しています。詳しくは、こちら

主 催

地域を次世代につなぐマイモビリティ共創拠点
名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所

中京大学 法務研究所

後 援 松田綜合法律事務所
参加費 無料

プログラム

 開会の挨拶 
主催者挨拶: 高田 広章
名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所長・教授

全体の趣旨説明: 中川 由賀
名古屋大学 未来社会創造機構 客員教授/中京大学 法学部 教授/弁護士


 第1部 
交通事故の調査・捜査の際に活用されているドライブレコーダーやEDRといった車載機器について、その役割や関連する法整備の状況についてご紹介します。

車載データ(ドラレコ、EDR、DSSAD、OBD)の法的位置付けと役割
岩月 泰頼
名古屋大学 未来社会創造機構 客員准教授/松田綜合法律事務所 弁護士

事故時に何が起こったのか、EDRを用いた事故再現(Accident Reconstruction)手法と展望
里 廉太郎

BOSCH株式会社 アフターマーケット事業部 テクニカルサービス&サポート部 部長
CDRアナリスト認定 マスタートレーナ


 第2部 
将来的な問題として自動運転車による事故が発生した場合の法的責任の調査・捜査について検討します。実際の事故事例を取り上げ、事例研究によって得られた知見や今後の課題について紹介した後、今後の刑事実務上の課題について検討します。

近年の自動運転車(Lv.2)の公道実証実験における事故事例について
-原因の分析と対策及び分析上の課題
岩田 剛和

公益財団法人交通事故総合分析センター 常務理事・調査部長・自動運転グループ長

自動運転車の事故事例分析を通じた今後の刑事実務的課題
中川 由賀
名古屋大学 未来社会創造機構 客員教授/中京大学 法学部 教授/弁護士


 閉会の挨拶  
森川 高行
名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所 教授
地域を次世代につなぐマイモビリティ共創拠点 プロジェクトリーダー



申込方法

お申し込みは、こちら → 受付は終了しました。



お問い合わせ先

地域を次世代につなぐマイモビリティ共創拠点(名古屋大学)
E-mail:info-mymobi[あっと]mirai.nagoya-u.ac.jp   [あっと]を@に変更してお問い合わせください。


  • 名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部
  • 名古屋大学 未来社会創造機構 オープンイノベーション推進室
  • 名古屋大学 未来社会想像機構 INSTITUTES OF INNOVATION FOR FUTURE SOCIETY
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