先進モビリティ学

先進モビリティ学とは


未来社会創造機構 モビリティ社会研究所では、未来のモビリティ研究・産業界を担う人材育成の基盤講座として「先進モビリティ学」を主催しています。2017年度から開始した分野横断型の教育プログラムで、これからのモビリティ社会を考える上で必要となる「モビリティに関わる概論、電動化、知能化、サービス、社会」を体系的に学ぶと共に、研究者、企業社員から先端領域の実際の取組みに触れながら、問題解決につなげる能力を身につけることができます。

2019年度からは工学研究科の科目等履修生の枠組みを活用し、学外からも広く受講生を募集しています。受講をご検討の企業・団体、個人の方は、お気軽にお問い合わせください。

科目等履修生については、こちら  をご覧ください。



サーティフィケイト(履修証明)
所定の成績を修めた受講生(科目等履修生も含む)には、サーティフィケイト(名古屋大学が発行する履修証明)が付与されます。高等教育を受けたことの証明書として使用でき、履歴書にも記載が可能です。



先進モビリティ学の体系



年間カリキュラム



※学外研修(企業見学): 2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響により取り止めとなりました。2021年度においても実施を見合わせる予定です。


担当教員からのメッセージ


鈴木 達也(工学研究科 機械システム工学専攻・教授) 

先進モビリティ学は、モビリティに関する研究・教育拠点づくりのための大学院生向けコースプログラムとして、トヨタ自動車株式会社の協力のもと、2017年に開設されました。単なる知識習得にとどまらず、自ら手を動かし、実機に触れることでシステムとしての自動車を学べる点に大きな特徴があります。自動車はそれ自体が多くの構成要素からなるシステムとみなせますが、一方で自動車が他の自動車とつながることでより大きな様々な社会システムの構成要素ともなり得ます。また、今後はドライバーや周辺の交通参加者といった人間との関係性についての深い洞察も必要となります。このように、モビリティ学は従来の自動車工学に新たなシステム志向の新概念を付加していくことでその体系化がなされていくと考えられます。

カリキュラムは春学期と秋学期に分けて通年で実施されます。春学期は講義中心で秋学期は実験中心の構成となっています。春学期の講義は大学教員だけでなく企業から講師を招き、クルマの基本概念、電動化、知能化に加え、社会、サービスに関する産学の先端領域の研究や技術トレンドに関わる知識を学びます。また秋学期は、EV実習(電気自動車の開発手法)コースと自動運転実習(模型車両を使った自動運転アルゴリズムの構築)コースとに分かれて、実践的な知識を体得と共に実際のものに触れながら改善策を考え、課題解決能力の向上を目指します。EV実習コースでは、名古屋大学の学生フォーミュラチームの協力のもと、学生フォーミュラで実際に用いる電気自動車の設計製作に加わり、車両製作の基礎を学びます。自動運転実習コースでは、様々なセンサ類やマイコンが搭載された1/10スケールの小型の模型自動車を活用し、自動運転に必要な様々な知識を習得します。

このようなモビリティに関わることを体系的に学べるカリキュラムを提供できることは、モビリティに関するトップレベルの多彩な教員を多く抱える本学の強みの一つであり、これまで培われてきたモビリティに関する研究・教育活動の成果を反映したコースプログラムとなっています。また、本学と関わりのあるモビリティ企業との連携により企業現場を担う技術者に講義いただくことでモビリティ人材教育における産学連携のさきがけ的なプログラムとも言えます。

本プログラムに対するご理解とご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。


協力企業



座学:先進モビリティ学 基礎(春学期)

「先進モビリティ学 基礎」では、これからのモビリティ社会を支える「モビリティの電動化・知能化」・「モビリティを活用したサービス」・「モビリティと社会との関わり」をキーワードに先端領域の研究や技術トレンドを学びます。


2021年度 講義構成


情報学研究科・環境学研究科・工学研究科・未来社会創造機構に所属する各分野の専門家による講義の他、一部の講義は、第一線で活躍する企業から講師を招いて実施します。


1時限目(8:45-10:15) 2時限目(10:30-12:00)
講義テーマ 担当 講義テーマ 担当
車の概論 企業 車の概論 企業
デジタルエンジニアリング 企業 デジタルエンジニアリング 企業
電動化 大学 フライングモビリティ 企業
パワーデバイス 大学 電池 大学
車載組込みシステムと機能安全 大学 電動化システムと要素技術 企業
モータドライブ 大学 通信 大学
コネクティッド 大学 認識 大学
車両運動制御 大学 自動運転 大学
モビリティと認知科学 大学 人間工学 大学
車と高齢者 大学 運転支援 大学
モビリティとEMS 大学 道路環境設計 大学
モビリティと倫理 大学 法・制度設計 大学
交通 大学 モビリティサービス 大学
減災とモビリティ 大学 クルマの魅力 大学

実習:先進モビリティ学 実習(秋学期)

EV実習(電気自動車の開発手法)と、自動運転実習(模型車両を使った自動運転アルゴリズムの構築)の2つのコースがあります。

※科目等履修生が受講できるのは、春学期に開講する「先進モビリティ学 基礎」のみです。秋学期の「先進モビリティ学 実習」は受講できませんので、あらかじめご了承ください。



EV実習


EV実習コースでは、フォーミュラーカーとDS(ドライビングシミュレータ)を用いて、自動車の部品の変更と、変更による走行性能の変化を実体験します。

※2020年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、EV実習は実施されませんでした。2021年度については検討中です。


フォーミュラーカー


DS(ドライビングシミュレータ)


自動運転実習


自動運転実習コースでは、様々なセンサー類やマイコンが搭載された 1/10 スケールのロボットカーを活用し、自動運転に必要な様々な知識を習得します。内界センサー・外界センサー情報の処理から、自動運転を実装し走行させます。実習の最後は 自動運転コンテストを行い、速さと正確さを競い合います。


1/10スケールロボットカー(ZMP社製)


実習の様子


ゆっくり自動運転試乗


応募について

学内の方

総合工科科目:履修詳細は、工学研究科シラバス をご覧ください。

  • 春学期:先進モビリティ学 基礎(4.0 単位)
  • 秋学期:先進モビリティ学 実習(EV/自動運転)(2.0 単位)

学外の方

工学研究科の科目等履修生の枠組みを活用し、学外からも広く受講生を募集します。
科目等履修生の受け入れ条件や、出願書類・出願期間については、工学研究科のウェブページをご覧ください。

選考方法:
書類による選考を行います。
個別学力試験・面接はありませんが、日本語能力等必要に応じて予め面接試験を行うことがあります。


パンフレット


パンフレットは、こちら



お問い合わせ先


先進モビリティ学 担当教員
info_amobi[あっと]mirai.nagoya-u.ac.jp
※[あっと]を@に変更してお問い合わせください。


  • 名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部
  • 名古屋大学 未来社会創造機構 オープンイノベーション推進室
  • 名古屋大学 未来社会想像機構 INSTITUTES OF INNOVATION FOR FUTURE SOCIETY
  • 名古屋大学