イベント

名古屋大学・日本大学・神奈川工科大学 合同シンポジウム「3大学が考えるデジタルトランスフォーメーション ~テスティング&シミュレーションの現状と将来~」

日時
2025年11月24日(月・休)
 ■ シンポジウム       10:00~12:30(開場 9:45)
 ■ 講演者との交流セッション 13:30~15:00
 ■ 研究紹介(ポスター展示) 09:00~17:00 ※11/22(土)・23(日)も開催
場所
ポートメッセなごや 名古屋市国際展示場(名古屋市港区金城ふ頭)
 ◆シンポジウム会場:第2展示館 特設ステージ
 ◆3大学合同ブース「NAGOYA MICE STYLE Academic Lounge」:第1展示館 小間番号 B1

先進モビリティ研究開発においては、自動運転や電動化の進展に伴い、開発プロセスの効率化と安全性確保が急務となっています。デジタルツインやシミュレーション技術を活用した仮想評価環境の整備が進んでおり、AIやビッグデータ解析を組み合わせることで、複雑な交通状況や人間の行動を高精度に再現できるようになりつつあり、実路試験との補完関係を築いています。さらに量子コンピューティングや高性能クラウド基盤が応用され、次世代の大規模シミュレーションを支える潮流が広がっています。本シンポジウムでは、これらの最新の研究動向と将来展望についてご紹介します。

※本シンポジウムは、公益財団法人名古屋観光コンベンションビューローの支援を受け、Japan Mobility Show Nagoya 2025あいちITSワールド 2025と連携して実施します。

主 催 名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所(GREMO)
日本大学 生産工学部 自動車工学リサーチ・センター(NU-CAR
神奈川工科大学 研究推進機構 先進自動車研究所(VRI
協 力 愛知県ITS推進協議会
公益財団法人名古屋観光コンベンションビューロー
対 象 モビリティ分野におけるデジタルトランスフォーメーションにご関心のある企業、研究機関、自治体・支援機関等
定 員 150名
参加費 無料

プログラム

司会進行:青木 宏文(名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所 特任教授/株式会社Tokai Innovation Institute 執行役員)

10:0010:05  開催挨拶 

名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所長 高田 広章



10:05~10:10  趣旨説明  
10:10~10:30  講演 1  
自動運転車の安全性評価に向けた仮想空間シミュレーションDIVP®の開発と応用 -DIVP®: Driving Intelligence Validation Platform-
自動運転車は実装段階に入り各国で公道実証が盛んだが、技術進歩とは裏腹に交通事故も散見され、安全性検証をどこまでやれば良いか?は未だ各国共通課題である。本講演では、センサ等の予見可能性から回避可能性までを評価する仮想空間シミュレーションDIVPの開発と応用事例を通じて、自動運転車の安全性評価の展望について述べる。

井上 秀雄
神奈川工科大学 研究推進機構 先進自動車研究所 所長・特任教授



10:30~10:50  講演 2  
DiIMo: デジタルツインプラットフォームにおける歩車混在移動シミュレーション
一般道では多様な交通参加者が混在しており、これら交通参加者の行動計測と予測が必要になるが、実空間で計測、評価することは困難である。歩車混在デジタルツインプラットフォームDiIMoでは、仮想空間に構築した街で人の行動を計測しモデル化を実現している。本講演では仮想空間での行動計測とモデル化について紹介する。

伴 和徳
名古屋大学 未来社会創造機構 TTDC統合ソリューション研究部門 特任准教授
トヨタテクニカルディベロップメント株式会社 プラットフォーム開発部 デジタルツイン研究開発室 室長



10:50~11:10  講演 3  
次世代道路交通の安全性向上を目指した路面摩擦特性把握
次世代の自動操縦車両やADAS搭載車両の安全性を確保には、制動距離を含め障害物回避性能推定が重要となる。この推定には前方路面摩擦特性が必須となり、この摩擦推定システム構築が期待される。本講演では、このシステム構築に向け連続的路面摩擦特性計測手法、ならびに路面摩擦推定システム構築の可能性に言及する。

景山 一郎
日本大学 名誉教授/生産工学部 自動車工学リサーチ・センター 主席研究戦略アドバイザー



11:10~11:25  休憩 



11:25~11:45  講演 4  
車載前方映像からの走行環境復元
自動運転車両を一般に普及させるためには、その安全性を保障する必要がある。事故につながる可能性のある状況下において、自動運転車両がその状況を回避することができれば、安全性を担保することができると言える。本講演では、ドライブレコーダに記録されたヒヤリハットデータから車両位置と道路環境の再構築を行う内容を紹介する。

風間 恵介
日本大学 生産工学部 機械工学科 専任講師



11:45~12:05  講演 5  
デジタルツインを用いた人間中心テスティング -ドライバの主観評価を定量化する
デジタルツイン技術を活用し、ドライバの運転行動を再現して分析する研究を紹介します。操舵特性指標τLを用いることで、感覚的な「運転しやすさ」を数値化し、より人に優しい車両の開発につなげます。

山門 誠
神奈川工科大学 工学部 機械工学科 教授



12:05~12:25  講演 6  
物流倉庫におけるデジタルツイン量子最適化
人材不足に直面する物流倉庫では、自動化が進展しているが、多様な物品を扱う必要がある入荷場では、自動化が困難である。本講演では、物流倉庫の入荷作業の状況をAIカメラを通じて収集・認識してデジタル化し、入荷場の現状を把握するためにデジタルツインを構築した事例を紹介する。さらに、得られたデータに基づき、量子アニーリング方式による最適化技術を用いてエリアの配置、人員配置などの最適化を紹介する。

河口 信夫
名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所 教授



12:25~12:30  閉会挨拶 

日本大学 生産工学部 自動車工学リサーチ・センター長 石橋 基範



講演者との交流セッション(13:30~15:00)

3大学合同ブース「NAGOYA MICE STYLE Academic Lounge(第1展示館 小間番号 B1)」において、講演者と名刺交換や意見交換ができる交流の場を予約制(5分枠)で設けます。
予約方法は当日シンポジウム会場でご案内します。予約なしでも、ぜひお気軽にブースにお立ち寄りください。



ポスター展示

「NAGOYA MICE STYLE Academic Lounge(第1展示館 小間番号 B1)」にて、研究紹介(ポスター展示)を行います。

名古屋大学

DiIMo: デジタルツインプラットフォームにおける歩車混在移動シミュレーション
伴 和徳(名古屋大学 未来社会創造機構 TTDC統合ソリューション研究部門 特任准教授)

物流倉庫におけるデジタルツイン量子最適化
河口 信夫(名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所 教授)

名古屋大学パワエレ研究室ベンチャーによる分解解析事業の紹介
山本 真義(名古屋大学 未来材料・システム研究所 附属未来エレクトロニクス集積研究センター 教授)

高齢者運転特性データベース「DAHLIA」を用いた運転支援システム/サービス開発
青木 宏文(名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所 特任教授)

※以下は、あいちITSワールド 2025 会場内(別ブース)にて、ご紹介します。
先進モビリティサービスのための情報通信プラットフォームに関するコンソーシアム(小間番号 B2)
卓越大学院プログラム「ライフスタイル革命のための超学際移動イノベーション人材養成学位プログラム(TMI)」(小間番号 B3)
COI-NEXT セキュアでユビキタスな資源・エネルギー共創拠点「未利用資源・エネルギーの把握・価値化・可視化」(小間番号 B4)

日本大学

次世代道路交通の安全性向上を目指した路面摩擦特性把握
景山 一郎(日本大学 名誉教授/生産工学部 自動車工学リサーチ・センター 主席研究戦略アドバイザー)

車載前方映像からの走行環境復元
風間恵介(日本大学 生産工学部 機械工学科 専任講師)

高電圧バッテリを安全に遮断する高耐久スイッチ
加藤 修平(日本大学 生産工学部 電気電子工学科 准教授)

水素エンジンの熱面自着火抑制に関する研究
齋藤 郁(日本大学 生産工学部 環境安全工学科 助教)

光透過性を持つ高強度複合材料の開発
平林 明子(日本大学 生産工学部 機械工学科 専任講師)

高速引張試験における材料の速度依存性
鈴木 康介(日本大学 生産工学部 機械工学科 助教)

神奈川工科大学

自動運転車の安全性評価に向けた仮想空間シミュレーションDIVP®の開発と応用 -DIVP®: Driving Intelligence Validation Platform-
井上 秀雄(神奈川工科大学 研究推進機構 先進自動車研究所 特任教授)

デジタルツインを用いた人間中心テスティング -ドライバの主観評価を定量化する
山門 誠(神奈川工科大学 工学部 機械工学科 教授)

衝突被害軽減ブレーキ作動時の操舵連係減速制御に関する研究
山門 誠(神奈川工科大学 工学部 機械工学科 教授)

KAITモビリティリサーチキャンパス
小宮 聖司(神奈川工科大学 工学部 機械工学科 助教)



会場アクセス

「ポートメッセなごや」ウェブサイト 交通アクセスをご覧ください。
JR名古屋駅から「あおなみ線」乗車(約24分) 終点「金城ふ頭」駅から徒歩5分



申込方法

お申し込みは、こちら 【締切日:11月20日(木)】
参加の可否については、主催者による確認のうえ、メールであらためてお知らせいたします。



※メールアドレスに不備がある場合や、フリーアドレス(Gmail等)をご利用の場合は、参加をお断りすることがあります。 結果に関する個別のお問い合わせにはお答えいたしかねますので、あらかじめご了承ください。



Japan Mobility Show Nagoya 2025/あいちITSワールド 2025への入場について

本シンポジウムにご参加の方は、11月24日(月・休)に限り、以下のイベントにご入場いただけます。
Japan Mobility Show Nagoya 2025
あいちITSワールド 2025

入場券の引き換え時間:シンポジウム当日 11月24日(月・休)9:00~12:30
※11/22(土)と11/23(日)、11/24(月・休)12:30以降は引き換えできませんので、あらかじめご了承ください。引き換え場所については、開催3日前までにメールでお知らせします。



お問い合わせ先

シンポジウムの参加申込、来場方法に関するお問い合わせ
NAGOYA MICE STYLE 事務局(株式会社JTB 名古屋教育事業部 内)
担当:上田(うえだ)、古川(ふるかわ)
E-mail:kyomei4[あっと]jtb.com  [あっと]を@に変更してお問い合わせください。

シンポジウムの内容に関するお問い合わせ
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所(GREMO)
E-mail:gremo_info[あっと]mirai.nagoya-u.ac.jp  [あっと]を@に変更してお問い合わせください。


  • 名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部
  • 名古屋大学 未来社会創造機構 オープンイノベーション推進室
  • 名古屋大学 未来社会想像機構 INSTITUTES OF INNOVATION FOR FUTURE SOCIETY
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